📢 改正は「先送り」であり「中止」ではない
2026年の通常国会への提出が予定されていた「労働基準法改正案」が、施行見送りの方向で調整されています。
約40年ぶりの抜本的な見直しとして注目されていただけに、「ひとまず安心」と感じた経営者の方も多いかもしれません。
しかし、これは「先送り」であって「中止」ではありません。厚生労働省での議論は継続しており、今後の動向に注視が必要です。
🔍 議論されていた主な改正内容
1️⃣ 勤務間インターバル制度の義務化
終業から次の始業まで、一定の休息時間を確保する制度。
現在は努力義務ですが、義務化が検討されていました。
2️⃣ 連続勤務の上限規制
何日間連続で勤務させてよいのか、明確な上限を設ける案。
3️⃣ 法定休日の明確化
週1日または4週4日の休日をどの曜日に設定するか、特定を求める方向性。
4️⃣ 週44時間特例の廃止
特定業種に認められている「週44時間」労働の特例を廃止し、原則「週40時間」に統一する案。
⚠️ なぜ見送られたのか?
最大の理由は、中小企業への影響の大きさです。
・労務管理の負担増
・システム改修コスト
・人手不足への対応困難
・業種による実態の違い
これらの課題に対し、十分な準備期間と支援策が必要との判断から、慎重な対応が求められています。
💡 中小企業が今すべきこと
見送りになったからといって、何もしなくてよいわけではありません。
✅ 働き方改革の推進は継続
法改正の有無に関わらず、従業員の健康確保と働きやすい環境づくりは経営の重要課題です。
✅ 労働時間管理の見直し
勤務間インターバルや連続勤務日数など、自社の実態を把握しましょう。
✅ 柔軟な働き方の導入検討
フレックスタイム制、テレワークなど、多様な働き方への対応を進めましょう。
✅ 情報収集を継続
改正の動向を注視し、施行が決まった際にスムーズに対応できるよう準備を。
「先送り」は「準備期間の猶予」でもあります。今のうちに自社の労務管理を見直し、将来の法改正に備えましょう。